[小川もこの伝言板一覧に戻る] お名前:ふりいと
地域:四国 8月15日付けの夕刊に、EUにおいて市民の基本的人権を保障する「欧州 基本権憲章」の策定が進められているとの報道がありました。 情報技術、遺伝情報といった現代的な問題も含めて、個人の基本権の保護 を目的とした内容で、たとえば、身体および一部の売買の禁止、クローン人 間づくりの禁止、個人情報の保護、利用の権利保護、集団的追放の禁止、遺 伝子差別の禁止、などがみられます。 EU自体が様々な国の集合体ですので、一つの方針をまとめることは難しい と思います。現実にイギリスで人の胚を実験利用しても良いとの判断が出さ れたことを考えると最新医療技術の開発、商業利用といったものに関する利 害対立が起きることは必至でしよう。 そういう困難があっても、個人の権利や、情報の管理を強力に行うことの できる法律の整備は、急務であると思います。 日本もいくら情報技術の遅れやら、様々な研究に対する国家的無理解があ っても、国民の権利を守るための統合的な法律の整備を進めなければならな い時期にきていると思います。 |
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