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投稿番号:44894 投稿日:2000年01月26日 14時17分04秒          パスワード
お名前:やま
 

男女比率を考える

キーワード:男女比率 祭り

地域:関西


今日のテーマ男女比はどんなんですか〜

はい、28人中16人が女性です。
お囃子の囃し方の人数です。

それは、270年以上の古い伝統のある水口曳き山(ひきやま)祭りでのこと。
現在水口にある16基ある曳き山には、
十年前まで曳き山には女性は乗る事が出来ませんでした。
理由は色々ありますが、古い伝統と言うことにしておきましょう。

その掟を破り初めて女の子を曳き山に乗せたのが私たちの町でした。
女の子を乗せた理由は簡単です。
お囃子のメンバーが揃わない、後継者を育てられない。
我町のお囃子を伝承することが出来なくなる。
こういった理由からです。
最初は上のような理由で女の子に練習に参加してもらい、
お囃子を覚えてもらうことだけが目的でした。
しかし、曳き山巡行には男子だけではメンバー不足、
じゃぁ、女の子を乗せようと提案したところ、
反対意見が大半でした。
もちろん神社も曳き山祭り保存会も猛反対です。
それから何度も相談を持ちかけ、それでは「神社の鳥居までは。」
と言うことで神社や保存会の了解が出ないまま強行しました。

この時には、各方面から色々な意見が出ましたが、
新聞にも大きく取り上げられました。さらに曳き山で女の子達が
水口囃子を演奏している写真が、翌年の水口祭りの観光用
ポスターに起用され、水口町内や、JR沿線の駅や各地で張り出されました。
1998年の祭り前の練習で新聞社の取材を受け、翌日の新聞で
”昔は女子禁制、今は女子金星”
と大きな見出しで取り上げていただきました。

今ではいくつかの他町でも女の子が参加しています。
女の子も重要なメンバーで、欠く事のできない存在です。
もちろん女の子が乗った状態で神社に奉納しています。
神社や保存会は黙認状態ですが・・・・

ホームページに活動の様子なども紹介していますので、御覧下さい。




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