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投稿番号:43035 投稿日:1999年12月07日 07時42分06秒  パスワード
お名前:ふりいと
 

少子化対策

キーワード:少子化 政策 妊娠中絶

地域:四国


12月1日付けの新聞に、自民党の村上正邦議員の発言として、次のような
内容の記事があった。
いわゆる自、自、公のプロジェクト・チームがまとめた「少子化対策基本法
案」について、「生命の神秘や尊厳が欠落している。産むも産まぬも女性の
権利と平然と言わせておいて抜本的改革派出来ない」と述べ、さらに、妊娠
中絶について「産んだら生活できないという一点で年間三百万から四百万人
の人殺しをやってきた」とも述べたという。
村上議員は大きな勘違いをされている。
確かに中絶は人殺しであることには変わりないだろう、ただ、これに関して
は脳死を人の死とするかどうかという論議と同様の考え方で、法律的に認め
られていることであるから、今更それを蒸し返すということは、人間の社会
生活の現実というものを無視しているとしか考えられない。
更に、妊娠中絶が減少すれば少子化対策になるなどと考えているのであれば、
お笑いぐさである。既に低容量ピルを厚生省が認可したことをご存じないの
であろうか。
子供を産むかどうかということの判断は、女性の権利として社会通念として
も、物理的な条件といても認められていると考えても良いだろう。
これらの事実を以って考えても、村上議員の考えている「少子化対策」は「
笑止な対策」にしか成り得ないのではないかと考えられる。
これまでの社会の流れ、これからの動向を無視して、自分がこだわっている
価値観にだけ基づいて政治をどうこうするのであれば、政治家など必要ない。
これまで自分たちが、子供を安心して産み育てる環境を創ることが出来る立
場にありながら、社会の流れを読むことができずに、旧態然としたなおざり
な政策しかとることができなかった自分たちの無能ぶりを認めたくないがた
めに、その責任を女性や現行法に対して転嫁しようなどというのは、女性蔑
視の差別意識を持っていることと、現実認識の出来ないことを自ら証明して
いるということに気がつかないのであろうか。
抜本的対策とは、妊娠中絶を止めさせることだと本気で考えているのだろう
か。問題の本質は、大量消費によって経済的発展をすることだけが全てに優
先するという価値観を改めることだと気が付かないのであろうか。無論それ
を認めることは、ご自分がやってきられたことを否定することになるかもし
れないが、時代は常に動いているということに気が付かずにいたのだから、
それは政治家として素直にお認めになって、考え直されてはいかがだろうか。


はんまーさんからのコメント(1999年12月07日 20時22分17秒)
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こういう政治家のような手合いというのはなかなか絶滅しませんね。
基本的に女性蔑視の思想を根本に持っている方というのは、なぜ女性が中絶をしなければならなかったのかについて、楽な生活のため以外の事を考えつかないらしい。「女は男のために子供を作るためだけに存在している」とでも考えているのかもしれない。
まぁこうした男はどこにでもいて、先日会社内でも、「女の子(女性社員)はばりばり働くか、結婚するかだもんなぁ」なんて事を言う中間管理職がいて、「上司が結婚したら仕事を辞めるもんだと考えている、そういう考え方が女性の可能性を潰している」といっても全く理解できず、「結婚したら辞めろとは言っていない」などという始末。自分の発言の意味すら理解していない。
挙げ句の果ては「こいつおかしいよ(きちがい的意味)」と言い出して、とうとう私は切れてしまった。
「お前は1分前に言った事も忘れ、自分の言った事の意味も分からず、問いつめられると人を面前できちがい扱いをするのか、そんな先史代の上司の下で長く勤められる人間がいるか、ばかやろう」
と私と大喧嘩になってしまったのよね。



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