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投稿番号:102284  投稿日:2012年11月21日 16時24分10秒 パスワード
お名前:ちち@滋賀

命について 2

キーワード:背負ってきた荷物の重さ
地域 :北海道

 車で仕事場の施設に向かう時、1台の救急車が、サイレンを鳴らして、私の車を追い抜いて行った。少し嫌な予感がしたが、施設に到着すると玄関に救急車が横着けされ、病院へ施設で生活されている老人が運ばれる。

 夜勤が明け、家で寝ていると、救急車が家の近くで停まる。散髪屋のオヤジさんが、救急車で運ばれた。パーキンソン病なので、病院じゃなく施設を探すと言うことで、とりあえず、翌日には家に帰ってきた。病院にも空きはなく 施設にも空きもない・・・。

 国会でも介護や医療の問題を取り上げるが。何も前には進まない・・・。

 この仕事を始めて漠然と介護の大変さなど感じていたが、施設にも色々あることなど、今も知らない事は多く勉強中である。
 私の勤めるのは、特別養護老人ホームといい、要介護度も高く、自力で食事・排泄そして会話が出来ない方が大半である。

 介護職についてから、「胃ろう」という延命処置も知った。口から栄養を取れない方が、お腹から、栄養剤を入る。先ごろ亡くなられた森光子さんも、最後は、胃ろうだったそうだ。

 高齢での胃ろうは、賛否両論ある。

 介護職員になって、一番強く思ったのは、これから先、両親が寝たきりになり、胃ろうの選択を迫られても、断るとう事である。胃ろうで日常生活が自力で行えるなら、選択もあるが、胃ろうの方の食事介助はチューブでお腹に流し込むだけなので簡単であるが、排泄介助や入浴介助の時は「ほんとうに、私の介助を、この方は喜んでくれているのだろうか」と悩む時もある。

 でも老人が話せるなら こう言うかもしれない
「黙ってろ!俺の背負って来た荷物の重さも知らないくせに・・・」


どうにもならない 問題に直面する時、夜中でもランニングする事がある。


http://www.youtube.com/watch?v=g6oUoOEZESc&feature=related
 
  Mr.Children ランニングハイ

[1]その木ぐらしさんからのコメント(2012年11月21日 22時30分15秒 )
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その木ぐらし でっす

あまりに重たい「命について」って、チチさん変わっていないなぁ〜〜って感じているのは私だけじゃないような・・・・・・・(^_^;)

学生だった30年ぐらい前、姉の同級生で文学部の方が私に「この本を読んでみたら」って薦めてくれた本があります。
よく覚えていないけど、神経梅毒のため、精神科の隔離病棟にいれられ、部屋中に自分の糞尿を塗りたくって生きている患者さんの話が書かれていました。
当時の自分は「人はそうなっても生きないといけないのかなぁ」と漠然と思うぐらいでした。
じゃぁ、今はどう感じるのと聞かれると、「人はそうなっても生きないといけないのかも知れない」ぐらいに変わったぐらいです。

昨年の震災で、突然多くの方が亡くなられました。自分は当時偶然見つけた「平了」さんのブログに感銘を受けて、ずっと後方部隊ですが彼の活動に参加してきました。
僕の想像できないだろう悲しみを背負った彼は、今「平凡なこの毎日に感謝しよう」ってあちこちで自分の経験を話して回っています。

「命について」の答はわからないけど、自分の周りに感謝して、その思いをまた少しずつ周りの人に還元していく、そんな社会になるといいなと思っています。

[2]匿名希望さんからのコメント(2012年11月22日 20時35分08秒 )
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私の父方の伯父と母方の叔母の話です。

伯父は、長年一人暮らしをしていて数年前に倒れました。
いわゆる脳梗塞の「あたりかえし」と言うやつでした。
ある日、様子が気になり見に行ったら倒れていました。お医者さんに聴いたら倒れて3日目くらいとのことでした。そこから5年、病院と施設を転々する日でした。
田舎町で施設も限られているので1時間半くらいかけて大きな街の病院や施設にも入りました。
胃に穴を開ける話にもなりましたが、本人の意志が判らずリスクもあるので、鼻からの栄養でした。また、他にも持病があったのでどうするかも悩みました。
伯父は今年の夏、誰にも見守られずに病院で亡くなりましたが、今も病院や施設の選択がこれでよかったのか考えることがあります。

叔母は、家庭内であった出来事がきっかけで、嫁ぎ先から戻り、精神的な疾患となり30年くらい前から病院を出たり入ったりでした。十数年前に一時期病院を出て自立のためのアパートに入ってたこともありましたが、数ヶ月で部屋中がちらかって大変なことになり、病院の隔離病棟に戻りました。
そこから薬漬けの日が続き、生きているだけやせ衰え昔の面影もなくなりました。誰が行っても判らない状況。数年前、危ないとのことで連絡がありましたが、今も入院しており、心臓は丈夫なんだなぁと思っています。

我が家の場合は独り身の伯父と叔母ですから、家庭内のことだけで済まないと云うこともあり、本人の兄弟に相談をしたりし、皆さんのご了解を得て様々進めました。実の子であれば、病院や施設の選択、治療法や介護の選択など、たとえ批判されても実の親ですから責任をもてるでしょうし、ある程度気持ちの理解も出来るでしょう。
伯父の場合は後からいろいろと云われたりもしました。
本人がどうしたいというのがあれば、要望は聞きたいんですが、でもこうなるとは夢にも思っていないでしょうからね。

[3]ちち@滋賀さんからのコメント(2012年11月24日 12時48分56秒 )
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その木くらし様 いゃ〜 私 丸くなったでしょ 問題提議だけで結論も力技でもっていかないし。 やっぱり 年だわ。

匿名希望様 親の場合でも、ほったらかし 多々あるに 叔父と叔母の世話なんて 大変でしたね。 これからは、老々介護 シングル介護そして孤独死ですものね。早めにエンディングプランは 考えておかなければなりませんね。

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