うぅむ。どなたかアドバイスを書いてくれないかな、、と待ってみましたが、やっぱり私かな。

ラジオ業界といっても　いささか広うござんす。
どんな仕事をしたいのですか？

裏方とは　ＤＪ・パーソナリティー、アナウンサーなど喋りをおこなう人以外すべてを指しているのでしょうか。

小川の場合は　大学時代、放送研究会に所属し、そこからオーディションに受かって学生ＤＪからスタートしています。同じサークルの仲間達は　バイトという形で、技術系やら制作の補助やら　いろいろやってました。ただ、そのまま就職、、とまではいきません。
やはり、ミキシング・エンジニアなど技術職は　そんれなりの知識や技術、資格が必要となってきますので、専門学校や大学の工学部などの卒業資格がいるのかな。

ディレクターになるには、、、、あれ？どうするんだろう。
皆、AD（アシスタント・ディレクター）からスタートしてますが、放送局や番組制作会社やスタジオに就職し、そこでしっかり専門教育を受ける、、といった感じでしょうか。


ＦＭ三重さんなど、会社訪問して聴いてみてはいかがでしょうかね。

また　気が付いたことがあったら　書き込んでみますね。
目標、ターゲットを定めて　がんばってください♪

もこさん、お返事ありがとうございます。
ラジオ業界の技術系ではない裏方に興味があります。
また、可能であればＤＪにもなれたらというささやかな
夢もあります。
実際にもこさんの事務所のＤＪアカデミーの資料も取り寄せました。
ＦＭ三重に電話で募集について聞きましたが、やはり急にかけても
なかったですね。
だから、他の県のＦＭや製作会社に電話などをしてアタックをしている
最中です。
また、何かあったらこの掲示板を通じて教えてください。
お願いします。

今のラジオ業界で好きな番組が作れるようになるには
一人何役もできるようになることが大事です。
制作については、台本も書けて、技術的な知識もあって、かつ、
ごく簡単な喋りもできる、ということが重宝がられます。

また、Ａという事実を、自分の好みや主張から離れて何通りにでも
言い換えられる「情報編集力」が、従来以上に求められています。

放送局はここ１０年で「電波の不動産屋」のようになってきているので、
そこで思うような番組を制作することは難しいと思います。
できないわけではないのですが、年齢があがると、現場から引き離されます。

（このへんの事情は７月下旬に出る「小松左京マガジン」の澤田隆治さんへの
　インタビューをお読みになるとよくわかります。雑誌はAMAZONで買えます）

極端なことを言えば、地上波だけが放送ではないのですから、
局の属性にこだわらず「あなたが一人いれば、どこでも放送局になる」という
ことを目指すといいでしょう。

ラジオは少ない予算で作らなければならないというシバリがあります。
同じ時間帯のテレビ番組の１０分の１くらいの予算だと思ってください。
そうなると「いかに一人が何役もこなして、密度の高い番組を作るか」が
求められます。

また、他の追従を許さないような専門ジャンルを一つ持つ、ということが、
生涯放送制作者として生き続けるためのコツです。

やりたいやりたいと思っていて、ふだんから所構わず口ずさんでいれば、
業界のほうから歩み寄って来ますヨ。

ちなみに私の放送業界でビューは３０歳で、
マルチメディア方面からラジオ業界に入ってきました。
今では週１番組２本のディレクターと、マルチメディア担当をしています。
どちらも演芸に関する番組で、これをやっているお陰で雑誌のコラムまで
書かせて貰えるようになりました。

台本も書きます。キューも振ります。編集もします。広報宣伝文も書きます。
簡単なイラストも書きます。必要とあらば喋りもやります。ドラマの端役も
やります。すべて「必然から」やったことで、できるかどうかというより
「やってみようと思うかどうか」がキメてだったと思います。
上手よりやる気。やる気が腕を磨いてくれます。

今、さらに大きな番組のプロジェクトをすすめています。
先はますます明るいですヨ。

やりたいやりたい、と、念じつつ、回り道を恐れないでください。
生え抜きもいいですが、横やりで入ってもいいのです。
ギリギリまでお客さんでいる、というテだってあるのです。
あせらず、あせらず。いつか現場でお目にかかりましょう。

ラジオ制作者として真面目にやっていると、どんなビッグな人でも、
名刺一枚で逢いにゆけるようになります。
（相手に興味を持たれるような何かをもってゆかなければなりませんが）
ね？ステキでしょ？ぜひラジオの世界へいらっしゃい。

追伸。ちょっとだけ書き忘れました。

「そのくらいあれこれ器用にこなせれば、
　あなたが求める業界のほうから手をひっぱってくれますよ」

それが個人の制作者であるか、会社であるかは、あくまでご縁です。
就職のかたちにこだわらず、手持ちの機材でできる練習からやってご覧なさい。

専門機器の操作は手にとって半年あれば誰でも身に付きます。
しかし、センスは「思い立った時から、手許の機材でやる」ことが大事です。
ラジカセ一台から、自分の夢を膨らませることができます。
（最近はこういう制作者が少なくなってきましたけれどね）

川崎さんコメントありがとうございます。
できることからあせらずこつこつとやっていきます。
やはり行動しなければ何も出来ないと心に決めて…
一からのスタートなのでかえっておもいきって出来ることもあると思います。
また、この掲示板を通じていろんな話聞かせてください。
そして、どこかの現場で会えることを祈って…