【 小川もこの伝言板
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投稿番号:101411
投稿日:2003年03月30日 14時52分40秒
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お名前:jetblack
URL=http://www1.tcnet.ne.jp/selgey
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ACT――協力お願いします
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Say "Bush No !"
Mr. Bush, shame on you!!!! ――Michael Moore
世界市民の皆さん。
事態は緊急を要します。サダム・フセインと同様、ジョージ・ブッシュにもNoを唱え、ともに国際政治の場から去れという声をあげてください。
多くの人が戦争というものに反対の立場をとり平和を祈っていることと私は信じていますが、その言葉のなんと脆弱だったことでしょう。いろいろ原因はありましょうが、ひとつにはそんな気持ちのエネルギーがいろんな方向に向き、場合によってはお互いに打ち消しあったりしていることが原因ではないか、そう思うのです。
サダム・フセインとジョージ・ブッシュ、2名とも一国のリーダーであり、彼らの排除を求めることはとても荒唐無稽に聞こえるかもしれません。世界の多くの人が彼らに対し選挙権など直接的に政治的権利を持つわけではありません。しかし、一方でこれだけ各国、各文化が密接な関係を持つ現代の社会で彼らの決断、行動が我々の生活に重大な影響を及ぼすことは間違いのないことです。残念ながら既にかってメソポタミア文明が栄えたかの地では何人もの人がこの戦争で命を落としています。このような蛮行自体を許さないという意思表示も大切なことながら、特にアメリカのような大国のリーダーであっても戦争回避の努力を怠ったりまして積極的に戦火を開こうなどとした者に対しては、戦争反対という言葉よりも具体的に政治の場からの退場を求めていける、そんな仕組みを作り上げるということはこれから生きていく私たちにとってとても大切な課題であるように思えます。どのような物理的破壊を伴う戦争に対しても誰が勝者になることも我々は許してはいけないと思うのです。
サダム・フセインは何をしたか? 何十万人のクルド人を迫害しイラク国内で専制的な支配を行ったことを今更ここで詳細に繰り返すことはないが、今ここで改めて訴えたいことはただひとつ。彼が戦争回避の努力を決定的に怠ったこと。政治的リーダーに一旦なったからには自国民を戦禍から守るのは最大の責任のうちの一つでしょう。自らの地位を引き換えにしても彼はそれをやらなければならなかった。この戦争で彼が今の立場から追われることがなかったら、我々はどうすべきか? イラクの人々に協力して、しかし、あくまでイラクの国民の意思として彼を排除しなくてはならないが、その具体的な方法は現時点ではわからない。戦況は幾分アメリカ軍が有利ということになっているが、白黒のつきそうな時点で、しかもそのときどうやら辛くもイラク有利のまま終戦を迎えそうな場合は、決してサダム・フセインの指導力のおかげだ、などという雰囲気にならないようにしなくてはならないのが重要でしょう。
開戦から10日あまり。今だジョージ・ブッシュが事前に喧伝していた生物・化学兵器、大量破壊兵器が見つかったとか、まして使用されたという話は聞かない。どれだけの根拠で彼がそのことをいっていたかは知らないが、このことからも、ジョージ・ブッシュが広く国際社会に訴えてきた彼らの正義などというものが詐欺的なものであったか知るべきである。もっとも、これからそれが使用される可能性もないではないが、いずれにしろ、国際世論を無視してまで戦争を始めてしまったことに、幾分の正義も我々は認めてはいけない。なるほど、数千人のニューヨーカーが2001年の9月11日、命を落としたかもしれないが、その何倍の数の中東の人々が命を落としていることだろうか、アメリカ大統領の名の下に。一旦戦争になると兵士のみではない、戦地になったところに住む人たちが命を落とすことはどんなに兵器が戦術、戦略が洗練されようとも必定のことである。そんなことに何の躊躇もなく戦争をしてしまえる人間に一国のリーダーを任せてしまうことは、他国民であっても許すべきことではないと思います。
ひとつ、これは内政干渉になりはしないか、ということ。直接的な政治力――暴力によってある他の国の有様を変えようとすることは確かにそれにあたるが、今我々の意図することは世界に住むあまねく人々が同じ意思を持ち、たまたまその国にいる人がその意思に従い、選挙など政治に関する権利を行使するのが望ましい、そう思うのです。経済政策など、その国、その国に住む人々によっていろいろ立場があり、それはそれで大いに議論が交わされるのがよい。しかし、これは物理的破壊を行う戦争です。自分の命と同様、他国民の命が脅かされることに我々一人一人は決して鈍感になってはならない。その一点において世界市民として我々はひとつの意思を持つことは可能であると信じます。
注意しなくてはならないことは、意図することは戦争がお好みである国のリーダーを排除することで、アメリカ、イラク、それぞれの国、国民を憎んだり敵視したりしてはいけないということです。オクラホマのジョンさんとバスラのハシムさん、お互いに美人の奥さんとかわいい娘がいるのは一緒、そして、二人とも兵士として勇敢で尊敬されている点も一緒なのに、憎みあわなければいけないのはなぜでしょうか? まだ見ぬ、友人にさえなれたかもしれない人々が憎み合う、そういうふうにしむけた、それだけでも、二人のリーダーは糾弾されなくてはいけないと思います。まして他人を物理的に害する手段も害意もない世界中の多くの人々が国という、具体的でありながらも、どこか曖昧な概念に縛られることのなんと愚かしいことか。
もしあなたがこの文章を読んで何かを感じていただけなら、同様に他の誰かに伝えてください。具体的にはウェブ上の多くのBBSに書き込みを行ってください。あるいはホームページをお持ちの方はこのメッセージのためにファイルスペースをひとつ割いてください。インターネットに限らず、従来の手紙や雑誌、新聞などへの投稿でもかまいません。許されるぐらい親しい人が相手であればメールや郵便でもいいと思います。ブッシュとフセインを糾弾しできることなら排除する、いや、排除するという確固とした意思をもったものであれば、あなたの言葉でもかまいませんし、このメッセージのコピー&ペーストでもかまいません。より洗練された、説得力のある文章であれば大歓迎です。
個々の政治的信条を乗り越えてすべての人にそれを強制する力など、このメッセージは当然ありません。すべての主張は平等に表現され考慮されるべきでしょう。書き込む際、あなたの名前を明かすことはあえて必要ではないと思います。どのようなBBSに書き込むかについては、不特定多数の閲覧を前提にしている場合は多分問題はないと思いますが、その辺は個々人の判断にお任せいたします。
また、このメッセージは原文は日本語で書かれております。複数の言語を使うことのできる方にお願いしたい。いろいろな言語に翻訳されて世界中の同じ意思を共有する人に伝えたい、同じ意思を持ちたいと願っております。
WWWというものが、最初は軍事情報の共有のためにつくられたインフラストラクチャーであるというのは皮肉です。稀有壮大、荒唐無稽というのも十分わかっています。おそらくはW3上でのはじめての実験的なことかもしれません。
生活を人質にとられ、心の底では戦争というものを嫌悪しているはずなのに、今回思ったとこを主張できない多くの人へ。私がこのメッセージを書いているのは、今、戦争というものに抗する行動を起こさないでいつするのだ、という思いがあることを伝えたい。前世紀、人類は二つの大きな戦争を始め、技術の進化と比例してより悲惨なものになった戦争をいくつも体験して、そのたびに、我々は平和の祈りというものを新たにしてきたけれど、今そんな平和への意志というものが試されているのではないか、そう思います。
世界の人々がお互いに手を携えて生きていけるようにするために、どうかこの実験的行動にご参加ください。勇気を、どのような戦争も許しはしないという意思を持ってください。それこそがいつも新しい世界を開いてきたものなのだから。
Selgey Kattvinsky
不破高遠
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