先月、お隣の国の韓国で米軍の装甲車が訓練中に女子中学生2人を轢死させ、その抗議のデモ行進で一万人が参加したと、先ほどNステーションで言ってました。
両国には地位協定というのがあり、訓練中の事故については引渡しはなく、自国、つまり米国内での裁判で済まされるようで、その運転者は無罪になったが為に、デモをした・・・と、こういう按排です。
デモの時に声高に米国の地位協定に反対する人々の姿に感動すら覚えました。
何というか、今の我々がとっくに忘れてしまった鬱勃たる熱意というのか、激情といのか、連帯感というのか、ともかくそういったパッションを目の当たりにして、自らを恥じ入るばかりです。
わたしの学生時代は(もう終わりに近づいてたとはいいながらも)セクト争いが茶飯事の時代でした。(試験が近づくとピケを張ったりデモ行進のせいでレポート提出だけでよくなったりで、ノンポリ青年としてはラッキーだったが)
それがよかったとか悪かったとかはちょっとヨコに置いといて、なんか、当時と比較すると今の我々の何とヤワなこと。日本人は総じてもの分かりのいい人種なんだろうなと思います。
この不況時代、一方的な通告でリストラされても反骨精神がないオヤジ。
就職ができずフリーターという半端な立場で安住する無気力な若者。
(そういえば、最近、必死なデモやストライキやら見た事がないなぁ)
忍従が美徳とされた農耕民族のわたしらですが、現実を正視して言うべきことは言わなければならないゾッ、このままだと一層日本はおかしくなるゾッ・・・とそういう風に感じましたが、如何でございましょうか。
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