ボサノバって確かブラジルだかどこか南米の音楽ですよね、なのにサンバとは正反対のリズム。ということはやはり「子守唄」の範疇なんでしょうか？どなたか詳しい方薀蓄おねがいします。しかし、いつも思ってしまうのですが女性のボサノバは許しますが、男性のそれは空気が半分抜けながら歌っているみたい「なんだかなー」と思ってしまうのは私だけでしょうか？

小野リサさんねぇ〜、いいですねぇ〜。
尖っていない声で本当に癒し系の声をしていますね。
小野リサさんは歌もさることながら、ギターテクニックも凄いのです。
ユーミンの「あの日に帰りたい」というアコースティックヴァージョンのバックの
ギターは実は彼女なのです。（知ってました？）

＞どなたか詳しい方薀蓄おねがいします。
あんまり詳しくないけど、少し説明しましょうか。

まず、サンバというのはブラジルの先住民族が生んだ、パーカッションを多用した独特の音楽スタイルだと思ってください。（もちろん、ブラジルという国は広大な国なので、地方によってはその種類もいろいろとあるようですが）
例えば、ブームの『風になりたい』がサンバのリズムです。
ちなみに、チェリッシュの『てんとう虫のサンバ』はサンバにあらず。（橋幸夫の『メキシカンロック』がロックではないようなもんでしょうか。（笑）

で、ボサノバというのは、１９５０年代後半にアントニオ・カルロス・ジョビンという人がジャズに感化されて、サンバをもっと都会的センスにあふれた音楽にしようじゃないかと考えて作った音楽なんです。
いってみれば、ボサノバはジャズとサンバの融合、サンバのジャズアプローチへの展開だといえると思います。
１９６０年代初め、世界的に大ヒットしたアストラッド・ジルベルトの『イパネマの娘』やカルロス・ジョビンが音楽担当だった映画の『黒いオルフェ』によって市民権を得たのです。
特長はテンションコード（ドレミ＋それ以外の音）を使用することと、独特のシンコペーション（ンチャチャンチャ…みたいな）に顕れています。
特にガットギターでのその役割は大きいのです。エレキじゃあのまったり感が出ないのです。

＞男性のそれは空気が半分抜けながら
男だって捨てたもんじゃありません。
スタン・ゲッツ（テナーサックス）とジョアン・ジルベルト（歌とギター）の『ゲッツ〜ジルベルト』はジャズレコードの中でも名盤とされています。
一度お聴きになってください。

少しはお分かりになりましたかしらん？＞鳥取の先輩さま

ボサ・ノヴァいいっすね、
ボサ・ノヴァ史上、一等最初のレコードは
ある女性が歌って、それを聞いた
ジョアン・ジルベルトが同じ曲「シェガ・ジ・サウダージ」
を録音しなおした。よって女性は０号、
ジョアン・ジルベルトが第一号ということになってますね。

因みに小野リサさんが最大にリスペクトしている
ボサ・ノヴァ人がジョアン・ジルベルトであります。

　　朝生さん、オヒサです。
いいなあ、素敵な時間をすごされたんですね。

訂正です。（情けない）

×特長はテンションコード（ドレミ＋それ以外の音）
○特徴はテンションコード（例えばコードがＣの場合、ドミソの三和音以外の音、ラとかラ♭を入れるってことです）

ボサノバ、いいですね大好きです。
福岡をベースに活動している夫婦のデュオ「ハル」をご存じですか？
日本でなかなか芽が出ず、本場ブラジルで認められたという二人、
ギターとケーナの絶妙な演奏は心が癒されます。また二人の声が
それぞれの楽器とダブって聞こえるくらい素晴らしく、
ボサノバが好きな方には是非１度聞いて欲しいデュオです。

AGUA DE BEBER（おいしい水）に始まりイパネマの娘、サンバプレリュード
そして、さよならを聞くまえに・・・（CONCERTOより...)