太陽光発電普及推進協会 シーモール通商株式会社 下関自動車整備協同組合


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投稿番号:100630  投稿日:2001年08月09日 23時42分17秒 パスワード
お名前:いのさん

あんまり うれしくって

キーワード:心から思えば、心底願えば、叶うんだ。
地域 :中部

いのさんです こんばんは。
あんまりうれしい事がありましたので、私事ですみませんが聞いて下さい。
僕の仕事はサービス業です。お客様をお迎えして、お泊りいただいて、お見送りをする迄、精一杯のおもてなしをさせて頂く旅館で働いています。

今から3年前、1つのクレームがありました。100%こちらが悪い大変な不手際でした。幹事様の顔をつぶしてしまいました。
20名様の旅行でしたが、幹事様は旅行会のメンバーに顔向けできなくなるほどでした。そればかりか地元に帰ってから、近所の悪評判も立ったそうでした。

僕がお詫びに行きました。
4時間半土下座してました。「納得の行く説明をしろ。」「申し訳ございません」
幹事様のくやしさ一杯の話を聞き、旅行会のいきさつを聞き、そして、一人の人間のメンツを完全につぶしてしまった事を改めて感じました。
僕は、脂汗が出て足の感覚が無くなる土下座よりも、心の痛みのほうが大きかった。
幹事様の最後の言葉は、「僕は、今回の事を一生後悔し続ける。」でした。
結局お許しは頂けず、僕は帰りました。

僕は心から願いました。「何年かかってもいい,何十年かかってもいい、幹事様にもう一度来て欲しい。そして、心からおもてなしをさせて欲しい、そしてお客様の笑顔が欲しい。」 その為には、縁を切りたくない。そう思い、せめて暑中見舞いと、年賀状だけは欠かしませんでした。コメントの最後には「お目にかかれる日を楽しみにしています。」と添えて。

3年後、そのお客様が来て下さったのです。「すべての内容を僕に任せる。」ということで2週間前に予約が入りました。
ドキドキしながらお迎えしました。到着した時、「OO様お帰りなさい」と玄関に飛び出してました。
そして、夕食の時ご挨拶に伺うと、お客様は僕に、「乾杯しよう」と言って下さいました。お互いビールをつぎあい、乾杯しました。

お客様は、ビールをのみほしてから、「今日はありがとう、今回来たのはあなたの葉書を見ながらもう一度行きたいな、と思ったからなんだよ」その時僕は涙が溢れて止まりませんでした。
翌日「気分がいいからもう一泊したい」と言っていただき、2泊されました。

今朝出発の時、お見送りしました。お客様は満面の笑顔で僕に「また来るよ」そう言って出発されました。

僕の中で1つのクレームが、3年かかって消えました。そして1つのスタートが始まりました。

人間というのは 心 と 心 でつながるんですね。

こんな書き込みはどうかとも思いましたが、あまりうれしくて、まず、もこりストの皆様に聞いて欲しくて、すみません。ありがとうございました。



[1]ドンドンクジラさんからのコメント(2001年08月10日 00時05分40秒 )
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いのさん!よかったね!!!
あんたはエライ!!!!
なかなか、そこまで出来るもんじゃないよ。
俺なんかだったら、土下座までは出来ても、その後のフォローまでは
たぶん考えつかなかったと、思う。
我が町別府も御多分にもれず下降の一途です。
いまでは由布院のおこぼれに預かっているようなもの!
これからも、頑張ってね。
キンキンの「温泉旅館大賞」にノミネートされたりするかも

[2]上田のカリメロさんからのコメント(2001年08月10日 09時30分47秒 )
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いのさん、よかったですね。
嬉しい話を聞くと、私もなんだか嬉しくなってしまいました。
信用というものは、何十年もかけて培っていくものだけれども、たった一瞬で壊れてしまうもの。
それをまた築きあげるにはその何倍もの努力が必要ですものね。
私も製造業なので、クレームにはとても敏感です。
心を込めるというのは、口でいうほど楽なことではありませんものね。
本当によかったですね。

[3]T-yamaさんからのコメント(2001年08月10日 09時37分33秒 )
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同業者ではありませんが、温泉街に在る一企業に勤める身として、こみあげる熱いものを抑えながら読ませて頂きました。
ぶっちゃけた事を言いますと、いのさんの様な熱い方がまだいらっしゃる事に心を打たれました。どの様な不手際があったのかは解りませんが、日頃あたりまえの事をやればお客様は喜んでくれる、あるいは、あたりまえ以上の事をやり、でも深入りし過ぎない、難しいですね。
自分も接客業なので、いのさんの「嬉しい」という気持ちは良く解ります。お客様からの「また来るよ、また利用させてもらうよ」の一言が、どんなに嬉しいことか。明日への活力、次ぎへのステップ、ビタミン剤に変わりうることは、いのさんなら解って頂けるでしょう。
おそらく、いのさんも年中無休の職場でしょうから、無理しすぎないで頑張ってください。いのさんの書き込みで、初心を思い出したT-yamaでした。

[4]えんや〜ドットさんからのコメント(2001年08月10日 21時52分09秒 )
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いのさん、読んでるうちに何故か、目が潤んできました(^^;ゞ
一生懸命な気持ちってヤッパリ伝わるんだと思ったし・・
これはどんな職種でも言えることだし、いや職種関係なく
人間としての「気持ち!」「心!」ってヤッパリあるんだとも思いましたよ。

今年の前半に女房と二人で、本州の一番の南に小旅行をしたんだけど・・・
いよいよ目的地の旅館について予約してた御当地の名物料理を
地酒と一緒に堪能してたら、もう時間ですよ??みたいに
仲居さんたちがウロウロ、、聞いたらなんでも明日の準備があるからって。。
他のお客さんも気になってか、食事を終らせて会場から出ていきました。
でも時間はまだ、8時頃、、何で??

旅館の支配人を呼んで抗議をしようとしたら、女房がもう食欲もなくなったから
部屋に戻ろうよって。。
部屋に戻ってからもあまりにも残念だったので、ノートパソコンからホテルに
抗議じゃなく、初めて来た一番南の旅行でまさかこんな・・・
残念だったメールをこの旅館のHPに出しました。

もちろん個人攻撃じゃなく、これは旅館全体の問題だと思うって言うメールを
出したんです。
次の日の朝、チェックアウトの時にフロントに行ったら、支配人らしき人が
きて、夕べのおいらのメールをみて今朝ほど、全員でミーティングをやったら
食事かがリの仲居さんが、忙しすぎてそう思われてもしょうがない言葉、
行動をとったかも知れないって後悔してたそうです。
支配人も改善しますので、、って一生懸命に誤ってくれて。。
その言葉を聞いて、夕べの残念さが少しは解消されたみたいな気分になって
その旅館をあとにして・・・もちろんその日の観光もとてもいい観光になりました♪
いろいろあってもヤッパリ旅行って大好きなんです(笑)
・・・すみません、、ダラダラと長くなりましたm(__)m

[5]いのさんさんからのコメント(2001年08月10日 22時26分58秒 )
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いのさんです こんばんは。

ドンドンクジラさん
  そうですか別府ですか、僕は故郷が大分県なんです。来年、兄弟会を別府温泉で  開こうと計画しております。
  下降の一途は我が温泉地もそうですが、荒波の時こそ、船が横を向いたら転覆   してしまう、今こそ初心に戻り真直ぐ向き合う時。
  そんな気持ちで頑張っております。

上田のカリメロさん
  信用を築き上げるお話。全くその通りだと思います。僕も一歩一歩信用を築き上  げられる人間になるよう努力していきます。

T−yamaさん
  お客様からの一言で、勇気づけられたり、明日への活力になる。その気持ちよく  理解出来ます。それこそが自分自身への喜びですよね。
  僕の目標は、僕の働く旅館が「日本一」になる事です。目標が夢で終わらぬよ   うに、最大限の努力をして行きます。
  T−yamaさんいつかお泊りにいらして下さい。お待ちしております。

[6]いのさんさんからのコメント(2001年08月10日 22時48分45秒 )
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えんや〜ドットさん

ありがとうございました。
僕のモットーは 「人は自分を写す鏡」です。
一生懸命な人には相手も一生懸命になる。真剣に取り組めば相手も真剣になる。
そう信じて心から信じて生きています。

奥様とのご旅行での出来事ですが、旅館の人間として、えんや〜ドットさんのように教えて下さる方は本当にありがたいです。一番怖いのは、不満を持ったままお帰りになり、旅館が不満を与えた事に気づかないででいる事なんです。
クレームは宝物です。でもクレームをつけるお客様は大変な勇気がいるものだと思っております。至らない所を教えて下さるお客様に対しては感謝の気持ちで一杯になります。

[7]ぺーさんからのコメント(2001年08月10日 23時40分38秒 )
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いのさん!
私も胸を熱くした1人です。
素敵な良いお話をありがとう〜!!
私の仕事も、ある意味、裏方仕事です。
人様から喜ばれる時、自分の今の仕事をやってて良かったなって思うんです。

私も勉強になりました。
やはり、一生勉強なんですね。
自分以外の周りの全ての人達が師匠なのだと、言われた事があります。
本当にそうなんですね。
特に、お客様が商売人を育てるのだと言われていますよね。

[8]鳥取の先輩さんからのコメント(2001年08月11日 00時26分01秒 )
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旅館というと「おかみ」が陣頭指揮官と思っていましたが、実務はちがうんですね。昔かたぎの旅館はいまも伝統を重んじておられるようです。今朝の読売新聞の西日本版に土日旅館、館内コンビニと言う記事が載ってました。平日は客がないので閉めて
土日に地元のおばさんをパートで仲居さんにしたて、営業し館内にミニコンビニ作って,夜中のおにぎりやビールはそちらでお願いします。という旅館というよりは宿泊提供業と言う営業形態が散見されだしたとのことです、そんな中、旅館を守り続けようという姿勢には敬服いたします。

[9]いのさんさんからのコメント(2001年08月11日 06時45分35秒 )
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ぺーさん ありがとうございました。

旅館も板前さんがいて、仲居さんがいて、掃除の係りがいて、布団を上げたり、皿を洗ったりと、沢山の人で成り立っています。僕はお客様と接する部署ですが、お客様がお喜びになられた時は、表方のひと。裏方の人。全ての人のおかげなんだと思っています。喜びはやがて誇りに変わり、誇りを持つから喜びを味わえ、そして感謝の気持ちで生きていけるんですね。

鳥取の先輩さんありがとうございました。

僕の働く旅館では、「おかみ」が陣頭指揮をとっています。僕はおかみさんをすごく尊敬しています。おかみさんの気配り目配りから比べれば、僕はまだまだ赤ちゃんみたいなものです。尊敬できるおかみさんの下で働けるのも幸せだな〜と思います。

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