3月も半ばとなり、雪深い信州もようやく春の兆しが見えてきました。一昨日最低気温が−10℃位まで下がったのに、今日の最高気温は15℃まで上がりました。ほっとします。
それにしても、今年の雪には参りました。
信州の中でも雪の少ない方である私の地域でさえ、例年なら福寿草が咲き出す斜面に未だ50cmの残雪があります。重い雪を、福寿草はどうやってこらえているのか心配になります。
今年の1月中旬のことになるのですが、とある掲示板に以下のような投稿が載っておりました。
「信州の雪景色って素敵ですね。でも雪かきは大変そう。それでも、雪国の生活体験してみたい。雪かきしてみたいです。」
注)投稿者の方は、年に1〜2回位しか雪が降らない温暖な地方在住、40〜50代位の女性(Mさん、とします)です。
これを読んだ私は、即座に頭に血が上りました。そして、以下のレスを付けました。
「雪かきで命を落とす方がいらっしゃる時に、雪かきしてみたいとは、如何なるものでしょうか。好奇心だけでは、雪国では生活できませんよ。」
Mさんは10数分後に反論。「雪国で生活したいという夢を持ってはいけないのですか!どこに生活していても、みんな命を削っていることに変わりはないのですよ!!!」
この後どうなったかは、書きたくないです(^_^;)
世の中、現実を見ていない人の怖さを思い知りました。
田舎暮らしに憧れる人は多いかと思いますが、雪国の生活ってそんなに魅力的なものなのでしょうか。
雪かきボランティアに応募する方は居ても、いきなりそこに住んで生活していくのは途方もないエネルギーが要ると思います。
別スレッドでも感じましたが、世の中いろんな意見が有るものだなぁと、しみじみ感じております。
ちなみに、1月下旬に信州を襲った豪雪の際、私の所属する消防団は一人暮らしのお年寄り宅の雪下ろしに追われました。
その時私は、雪崩のため同じ村内のスキー場に缶詰となり、出動できませんでした(^_^;)
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