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[40/40]読書倶楽部-2
タケゴンさんからのコメント(2016年11月21日 20時59分01秒 ) URL=http://8807.teacup.com/tkg/bbs

●獅子吼 浅田次郎

「ししこう」と読むと思ったら「ししく」でして表紙にライオンが吼える姿が描かれています。また、帯には「ライオンも、象も、駱駝も、戦争はしてねがんす」とあって、吉村貫一郎の子孫が日清、日露戦争で獅子のように戦うけれど、戦争に対しては「思うところがあるんでがんす」というような物語を期待して読みましたが、全然違ってた。

主人公はだれなのか、何時の時代のことなのか・・すぐにはわからないような構成になっていて、推定がペリペリと引き剥がされる快感に近いものを感じつつ読みました。本書はタイトルの物語を含む短編集で、タケ的には「獅子吼」と「帰り道」が印象にのこりました。

「帰り道」は、これから高度経済成長時代が始まろうかという頃のお話で、当時の若者が東京から新潟にスキーに行く物語です。
当時はスキーウェアなんてよばずに「アノラック」と言ってました。タケゴンも子どもの頃はアノラックを着てたけれど、今はそんな呼び方してないですね。フード付きコートとか、パーカーとか、マウンテンジャケットとか言ってるけれど、昔は一括してアノラックと呼んでたような気がします。
藤沢周さんの小説で新潟の内野(タケゴン棲息地域)が舞台になっている小説で「アノラック」という単語がでてきたのを懐かしいと思った以来の懐かしさでした。
時空を超えて物語が紡がれますが、そっか、、そうだったのか。と少々胸キュンする感じに浅田節を感じてしまいました。


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